初めての座禅体験

twitterでキミが座禅に行きたいとつぶやいたから今日は座禅記念日。


といわけで、友達がつぶやいたその日に行き先まで決めて昨日・一昨日と宿坊に参加。
体験したことは、座禅、写経、朝のお勤め、精進料理。


お世話になったのは曹洞宗 福王山 正覚寺さん。池袋から電車とバス合わせて丁度2時間といった所、埼玉県飯能市のかなり奥。2時間ぐらいなら、宿坊するのに都内からいきやす場所だと思う。


今回の体験をざっくりまとめるとこんな感じ。
・座禅はめちゃ痛い!座禅だけで朝から夕方まで修行するお坊さんはすごい
・無にするのって難しい!色々考えまくりんぐ
・精進料理は想像したより旨い!
・夜寝るの早い!
・冬山は部屋でも絶えず寒い!


当日の様子を写真で振り返ってみる。


池袋に集合し、西武池袋線急行に乗って飯能へ。
特急もあるので旅費に余裕がある人は使ってもいいかも。特急といっても確かプラス500円ぐらい。
飯能までは急行で1時間弱といったところ。



飯能駅に着くとすぐにバスターミナルがあり、名郷行きと言われるバスにのり最終駅まで。
ここもざっと1時間弱バスにゆられて、いくつものを山を越えていく。



名郷到着!周りにはお寺以外ほぼないと言っても過言ではなかった。
ぽつぽつと民家と小さな売店があるだけ。バス停のサビ具合がいい感じ。



バス停を降りると、歩いて3分ぐらいというかほぼ目の前に正覚寺さん。
ちなみに、同じバスに一緒に泊まった別のグループがいたりと、こんな寒い時期にくる人が結構いるんだなと。結局自分達を入れて総勢9人が泊まったことに。こういうのって、弟切草とかの影響で事件がおきるんやとか頭のなかでかってにストーリ作ってしまう。バーロ。まぁ、当然だが事件なんてなにもない。あったら逆に困る。


着いたら30分ほど休んで、初の座禅体験へ。座禅中はマジメな時間なので写真はなし。
座禅の仕方は友達がまとめて書いていたのでこちらで。勘違いしていた事として、目は閉じない。警策では必ず1回は叩かれる。また、自分から叩かれることを志願できる。集中力がなくなったと思ったときなど。


次に、座禅に大切なのは呼吸法と姿勢なんだがこれがつらい!40分で限界。そして難しい。
20分ぐらいはよいのだが、だんだん足が痛くなってきて、どうやったら痛くなくなるんだろとか考えてしまう。最初も考えないということを考えてしまう。他にも煩悩の塊だった!



座禅が終わったら精進料理へ。本来は、ごはんと汁ものとおかず1品が基本なんだが、正覚寺さんはおかずが多く豪華。おそらく、おもてなし用というか宿坊用の精進料理だと思われ。フライはおふを揚げたもので、豚肉みたいでうまかった。もちろん、肉魚はいっさいでない。質素な味かと想像していたけど、味がしっかりしておいしかった。



五観の偈
食事前に唱えられる作法の一つ。これをみんなで唱えてからいただきますという流れに。
ちなみに使った箸はもらえます。


食事が終わるとお風呂に入って、21時には就寝。はや!!と思いきや、以外に座禅で体に負荷がかかっていたりして、あっさり寝れる。ただ、寒いので何回も目が覚める。冬山はなめちゃいけない。
服を四枚着て毛布に包まって寝てたけど、隙間から冷たい空気が入ってきて絶えず寒い。


朝は5時半におきて、般若心境を5回ほど唱えてからまた座禅。朝日を前にして座禅を組むのは中々気持ちよかったのだが、やはり足が痛い。



朝の食事はおかゆと少量のおかず。誕生日の人がいるとあずきが入るようだ。


食事が終わると使ったところのすべての掃除を分担してみなでする。



掃除が終わると写経を開始。ゆっくり丁寧に書くことが重要。漢字がカッコイイ。
とりあえず世界平和を願って書いた。11日がパンデミックナイトだから地球を救うぞ!



といわけで、勢いでいった座禅で何か変わることってのはできないと思うが、何か新しいものを行動するときのきっかけとかそういう感じで行ってみたらよいんじゃないかなーって思うわけです。


もちろん、変えてやろうと意気込んで思っていく人もいるわけだから一概には言えませんがね。


正覚寺さん、貴重な体験ありがとうございました。



余談。近くに廃墟があったのでとっても気になる。かっこいい・・・